アイドルになれないなら死にたい

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引き出物

引き出物、それは参列者にとってはまったくもって要らないものだったりする。
そう、それはまるで親にお土産で買ってこられた木彫りの置物や、一昔流行ったようなきつねのしっぽのようなキーホルダーくらい、
いや、むしろそれ以下と言ってもいいかもしれない
かつて私が参列した結婚式の引き出物は
悪趣味な写真立てと、これまた悪趣味なお皿

そして実家のリビングにはどうみても両親がこのチョイスはしないだろうというような置き時計、その下の棚には新郎新婦の名前が裏表紙に金糸で刺繍された新明解国語辞典
どれも結婚式の引き出物である

二人は式場、参列者、そしてドレスを選ぶことで手一杯であって、引き出物にまでは気が回らないのかもしれない

もしくは幸せいっぱいの二人は、頭の中にドーパミンが溢れかえり、引き出物の選択を血迷ってしまったのかもしれない

いや、もしかしたら、引き出物は悪趣味なつまらないものを選ぶということが我々の遺伝子に最初から組み込まれているのかもしれない

せっかく参列者にとっては要らないものをあげるのであれば私はもう少し知的な悪意に溢れかえったものをあげたい

例えば、だ
引き出物だけに、「ふきでものとおできがあるひできのおめん」
引き出物だけに、「引き出し」これはもちろん単体で
引き出物だけに、「引き笑い気味の笑い袋」

もしこれが引き出物だったら毎年絶対年賀状やお歳暮を欠かさず送り、
縁を切らずに居たいなあ、あいつなかなかやるよるなあ、いいセンスしてるなあ、と思うナイスチョイスなのは
テルミン、ろくろセット、みうらじゅんなりきりセット(かつらと帽子とステッキ)
新郎と元カノの愛の軌跡写真集、新婦のヌード写真集、48手湯飲み

まぁでも結婚式には仕事場の上司なども来たりするわけだから
こんなことできないか
でもどうせ要らない物なのだから、もうちょっとウィットに富んだものでよろしくお願いしますよ

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モツ

モツを初めて見たときから思っていたこと

なんか”アレ”っぽい

そう、小学生くらいのアレっぽい

なんか歯ごたえもそんな感じがして、

って”アレ”を食べたことはないのだけれども・・・

ところで、お察しいただけただろうか

“アレ”が何であるか

こんなところに書けない

察して欲しいのだ

つまり、”アレ”なのだ

ここまで言ったら物わかりの悪いあなたにもわかっていただけるだろう

だから私は嫌いであった。

こてっちゃんのCMを見て、

父におねだりして作ってもらった時、

それが初めてのモツとの出会いであったが、

私はその見た目と歯ごたえで完全に拒否反応を示し、

2,3個食べて、後は姉に託した

父からしてみれば、「ねだってくせによー」である

まったくの親不孝者だ

お母さんにミートスパゲティ食べたいと言って作ってもらったのに

やっぱりタラコスパゲティがよかったなと食べながら言うのと同じくらいの親不孝者だ

そうして、私はモツをずっと食べないでいた

というかモツなんてそうそう食べる機会も皆無

そうして私は大学生になった

初めてモツを食べてから早10年

私は目黒のモツ鍋屋で見事なモツに出会ったのである

それまでのモツ嫌いを払拭するような美味だったのだ

そやつはやわらかく、口の中でとろけるような

絶品のモツだったのである

しかし、やはり見た目は見た目、変わらないものだ

私はモツを食べるたびに、もしくはホルモン焼きの話をする度にこの話をだす

食べてるほうからしてみれば迷惑な話かもしれない

でも誰かにわかってほしいのだ

もし、このことをずっと心の奥底で思っていた人がいるのならば

私はその人とユニットを組んでソニーあたりからデビューしたいものだ

もしも「あーそれ超わかるしー」って人がご一報いただきたい

現時点ではまったく誰もわかってくれず、

ただただ私に哀れみの目を向ける人のみなのだ

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