私のこの想いが一番尊い②

まず背景として、出会い系を始めたのは5日あったお盆休み期間である。

私は1日目をだらだらと惰眠を貪り、何もすることがないということに飽きてしまった。

そこでふっと朝の5時に出会い系に登録した。

まず、基本情報と自分の趣味についてカテゴリに登録をする。

音楽、料理、お酒、スポーツ、アート、映画、といった

そういったエンターテイメントの中から自分が好きなものを自己紹介にタグ付けをする。

そして相手を「音楽好き」というタグから探すことができる。

私はとりあえず、音楽とお酒を選ぶ。

ここからが画期的、というか、次々に男性の写真が表示されていく。

その写真を見ながら、いいかも!ならば左にフリック、いまいちかも。。なら右にフリックする。

いいかも!した男性へ通知がされ、男性もいいかも!をすれば、相互にメッセージが送れるようになっている。

「いいかもありがとうございました!○○が好きなんですね!よろしくお願いします!」

とタグ付けした趣味の話で盛り上がれるわけである。

ただし、この振り分けには上限があり、

詳細な自己紹介を書くことによってポイントがもらえる。そのポイントによって閲覧することができる人数が増える。

というシステムだ。

そこで何人かの男性と会話がはずんだ。

◼︎ジローラモ気取りの60代男性(おしゃれ好きカテゴリ)

◼︎家族仲良いアピールのメンヘラ30代男性(音楽好きカテゴリ)

◼︎嫁に先立たれ犬と二人暮らしの40代男性(お酒好きカテゴリ)

◼︎自転車大好きアウトドア大好き30代男性(お酒好きカテゴリ)

◼︎音楽プロデューサー気取りの30代男性(音楽好きカテゴリ)

◼︎複雑な家庭環境で妹のために尽くす10代男性(おしゃれ好きカテゴリ)

◼︎ディズニー大好きコスプレもしちゃう20代男性(おしゃれ好きカテゴリ)

◼︎和服大好き優しさだけが取り柄の20代男性(おしゃれ好きカテゴリ)

印象に残っているのはこんな感じである。

まとめ方が雑ではあるが。

中にはなんのとっかかりもなく、挨拶だけで終わってしまう人もいた。

会話の中で一番がっかりしたのは音楽好きカテゴリへ登録していて、洋楽好きを豪語しているのに

Radioheadを知らなかったことだった。

あとは、飲み行きましょうおごりますよと言いながら、まったく話が具現化しない人だ。

楽しみながらもがっかりしたり、勝手に幻滅したり、私はそれなりに出会い系を楽しんだ。

翔子は机上の空論がお好きね、なんて思われる人もいるかもしれない。

しかし私は、出会い系を駆使し、とある彼とごはんへ行ったのである。

その彼は上記の中にいる。

さて、どの人かわかるだろうか?

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