アイドルになれないなら死にたい

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化粧をしよう④結論

結局私は買ってしまった。
“施しを受ける”という目標を元に行動したわけだが、欲しくなってしまい買ってしまった。
「メイクをしてもらったら買わなきゃいけないのかな」という思いはあるが、かわいいから買ったのだ。
買わされたのではなく、買ったのだ。

「がぞ」

トップメイクアップアーティストの施しを受けたのち、私は一人フェスへと繰り出した。
愛しのworld’s end girlfriendにdownyにMONO。
最高のフェスを大好きなひとりぼっちで楽しんだ。

途中、入場規制がかかり、外でぼーっときのこ帝国を聴きながら一人待っていた。
待っていたが、別段いつも通りのひとりぼっちであった。
ナンパなんてされなかった。フルメイクなのに。

そのあと、どうしてもこのメイクを見て欲しくなって、翌日の仕事も顧みずにお友達の飲み会に合流したが、
「なんか違う」と言われただけだった。確かにそうだろう。

①で書いた記事内に「コンプレックスはメイクによって輝く」とあるけれど、
私はぼんやりとした顔だなーくらいでそこまで自分の顔に固執しておらず、そもそもコンプレックスなんてなかった。
強いて言えば「ブスではないけどかわいくはない」ということくらいだ。

特に磨くところもないし、特に隠すところもない。
自信はないけれど、コンプレックスもないというこの顔とどう付き合っていけばよいかちょっとよくわからなくなった。

そもそも論、化粧映えしない顔なのだ、私は。

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化粧をしよう③

一目で変わったとわかるもの、それはきっとアイシャドーしかないと思っている。

私「すごいその赤のシャドーかわいいですね、私には何色が合うと思いますか?」
可愛い子「そうですねー、ブラウン系を使ってこられたならオレンジも合うと思いますよー」
上記のような激しい攻防戦を繰り広げ、最終的に私が床に額を擦り付ける形でワンポイントメイクをしてもらうことになった。
(お姉さんがなかなか言い出さないから自らやってくださいと言いました)

自分の運の良さというか、こういうところで運を使い果たしてしまう宿命というか、
その時ちょうどたまたま店舗にSHU UEMURAのトップメイクアップアーティストの人がいるらしく、その人にメイクをしてもらうこととなった。

椅子に座り、まずはベースメイクを除いたメイクを落としてもらう。そして目専用の保湿をしてもらう。
うわーまつげ!綿棒でそんな優しく落とすんかい!いつも目ん玉ごとごしごししとるわい!目専用の保湿剤ってどういうことじゃい!

待つことすぐ、女だと思ってたらとんでもないイケメンがきた。

IMG_2344

(家に帰って、調べたらまじでHPに載っていてびびったが、こんな感じではなく、もうちょっと柔らかい感じの人だった。)

アイメイクということで、まずはラインを引いてもらう。
と、その前にファンデーション塗りすぎだファック!と言われTゾーンをスポンジで拭い去られる。でも別段変わらない。

そしてシャドウとアイライナーを重ねていって、、、ってよくわからなくなったから
画像を参照してほしい。

IMG_2342

そこで私は人生初めての顎食いをしてもらった。
唇に保湿剤をのせてから、口紅をブラシで塗ってもらうのだが、こんな唇触られたの初めて!経験人数に入れていい?とさえ思った。

そして顔が出来上がった。

IMG_2339

(後から見てなんかにやついていて気持ち悪いと思った)

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化粧をしよう②

店舗側面のまばゆい光を放つ、名前もどこに使うかもよくはわからない化粧品たちへと、恐る恐る手を伸ばす。

だけどどの店員さんも私に声をかけてくれない。
今日は全身UNIQLOじゃないけど、まあパンツはUNIQLOだけども。

手を触れたらお声かけするのが販売員の基本だと思っていたのだが、それでもお声掛けしてくれない店舗もあるわけだ。
まあターゲットが異なるのだろう。そこはよしとしよう。

そうして私はとりあえず有名どころSHU UEMURAへ突入し、ずっと佇んでいた。
そこに一体化してしまうくらい、歩んできた人が化粧売り場の一部と見紛うくらいの勢いで佇んでいた。
私はまるでそこから一歩も動けないかのような勢いで、何かを熱心に探しているふりをして虚空を見つめていた。

私より若いぱっちり二重の赤いアイシャドーのかわいい女の子がやっと声をかけてくれた。
「何かお探しですか?」

その言葉に戸惑う私。
とにかく私は誰かに化粧を施されたいの一心でここまできたのだが、果たして私は何を探しているのだろう?
別に何かを探していたわけではない。ただ前述の思い一心があるのみだった。
「あっアイシャドーをば、、、いつもブラウン系だからもうちょっと他の色を試してみたくて、、、」

目標が曖昧なまま突っ走れるのは大学生までだ。私はもう社会人。そしていい大人。そしてくそアラサー。
そう、私は変わりたいのだ。変わりたいからここへ来たのだ。
ベースメークを変えたって気づいてくれるのは、ブラジャーを新しいものに変えたらすぐに気づいてくれた姉くらいだろう。

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