アイドルになれないなら死にたい

私のこの想いが一番尊い①

「出会いがないと嘆くなら、出会い系も駆使しよう、ホトトギス」
というのは誰の名言であっただろうか。そんな名言あった気がするだけだろうか。

私は嘆くくらいならば実行する女である。
不言実行である。有言不実行な人間なんてクソくらえである。
ごねてるくらいならやれ、と思うような潔い女のである。
誰かになんやかんやと言われる前にやりきってしまう女である。

射手座の女。狙った獲物は逃げようとも駆けて追いかけるような女である。下半身は動物なのだ。

女友達がよく言っていた。「本当に好きな人とは付き合えない」と。
以前の、ひねくれた私は(それは自分の頑張りが足りないのでは?)と思っていた。

またどうせおまえは机上の空論をこねくり回して楽しんでいるだけだろうと思っただろうか?
しかし私は貴君たちの期待というか哀れみを見事に裏切った。

種を蒔くべく出会いの場に行った。そう、あの相席居酒屋である。
そして出会い系をやってみた。

そこでようやく私は、女友達が言っていたことを身を持って感じた。
本当にそうなのだとやっと身をもって感じたのであった。
「本当に好きな人とは付き合えない」のだと。
頑張りだけではどうにもならないことが世の中にはあるのだ。

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愛を与えよう

私には2つ年上の姉がいる。そんな姉は私の今の歳にはもう結婚していて、子供も1歳になった。私はシスコンだ。シスターコンプレックスだ。姉が大好きなのではない。ただ、単に、コンプレックスを抱いている、姉に。

姉は恋愛至上主義だ。姉は自分がかわいいと思ってやまない。同じ製造工場で生産されたはずなのに、確かに姉のほうがかわいい。

姉はたまに上戸彩に似ている。たまに大島優子に似ている。たまに指原莉乃にも似ている。
父は、姉に似ているからという理由で大島優子を待ち受けにして、AKBをソファで聞いていることもあるくらいだ。

姉はかわいい。同じ製造工場で生産されたはずなのに、私とは全然違う。思考も。なにもかも。

姉には生まれた頃に買い与えられたあっくんというクマの人形がいた。
今は毛並みがぼそぼそしているがどこか可愛げがある。私はその人形に触らせてさえもらえなかった。姉はその人形を今も大切に、嫁ぎ先へと持って行っている。

私には生まれた時から一緒にいる人形なんてなかった。そんな人形を買い与えられてはもらえなかった。
全部姉のお下がりだった。かわいい姉がいつもピンクを選ぶから、私は色違いの青や緑を与えられた。ある時などは、姉はこっちを選ぶだろうから私はこっちを選ぼうと思っていた。

私はせめて、私だけでも愛そうと、なんの変哲もない人形に当時好きだった男の子の名前をつけた、またある時は当時仲の良かった女の子の名前をつけた。

私はその人形をたいそうかわいがった。とても大切にした。買い与えられなくたって、生まれた時から一緒にいなくたって、私は大切にすることができる。

姉に子供が生まれて、愛おしそうに抱っこし、言葉をかける姿を見て、
私もあんな風に愛でてみたいと思った。

そんな私はある日の仕事帰りに予算の2倍の人形を池袋西武で買った。姉が買い与えられたと同じクマの人形だ。すべてが手作りのドイツ製の、クマの人形だ。

2015-10-30

それはかなり前の話しだが、そのクマの人形には未だに名前がない。

5年以上前の誕生日プレゼントに愛が欲しいと言ったらクマの形をした抱き枕を友達から貰ったことがあった。それも当時好きだった人の名前をつけた。私は未だにたまに抱きしめてはその人の名を呼ぶ。

しかし人形は抱きしめ返してはくれない。問いかけにも応えてはくれない。

私は、本当は抱きしめてほしいのに、私は、いつだって抱きしめるばかりだ。

私は、何かを誰かを、人を、人間を、愛することができるだろうか。

私は、愛したくてたまらないのに。

駅前に一人、人形にひたすら言葉を投げかける老婆の姿が。
その人形こそ、あの人形であった。名前のない、クマの人形であった。
そしてその老婆こそ、私であった。

とならぬよう、私も誰かを手放しで大いに愛したい。愛していきたい。

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くつをはきかえよう

11

写真はかつて私が愛用していたジャックパーセルである。
たった3年履いたのみだがこれだけボロボロになってしまった。
私が乱暴に扱ったのか?いいや、違うよ。
私は大切に履いていたよ。
晴れの日も雨の日も病める日も夏の暑い日も冬の寒い日もこの靴を履き続けたよ。

なにせ、私はこの靴しか持っていなかったのだ。どんな格好にもこの靴を履くしかなかったのだ。

私がこの靴を履き続けていたことにとくに理由はない。
愛すべき、しかし憎むべき男友達に「中学生の体育館履きみたい」と言われたり、
最近彼女に靴を買ってあげたという男友達に「かわいそうだから靴を買ってやろうか?」と言われたり、
3.11の時に下ろした靴、という思い入れがなきにしもあらずだが。

私は現在
ヒール4足
スニーカー2足
ビルケン1足
サンダル1足
を所持している。昔比べれば随分とヒールが増えた。
昔、と言ってもスニーカー1足しか持っていない頃に比べれたらだが。

かわいい子はたくさんの靴を持っている。(なんなら箱まで取っておいてある。)
私が驚愕したのは、大学生のとき、スニーカーを一足も持ってないから一緒に買いに行こうって誘ってくれた子がいたことだ。
その子は白い白いコンバースのハイカットを買った
私はそんな彼女を汚いスニーカーを履きながら眺めていた。この世の中にスニーカーを持ってない女性がいるなんて!

一人の人に尽くしきりという意味では一足の靴を履き続けるということはいいことじゃないか!
とっかえひっかえ毎日靴を変えるような女はきっと浮気性に違いない!
というのはただのこじつけ精神論である。しかし私はそう思ってやまなかった。でももうその精神論は捨てた。
何を意固地になっていたというの私。

私は今やっと、やっと、やっと、ハイヒールを履ける女になった。
最近、8cmのハイヒールを買った。ふらふらと足を痛めつけながら、たまに転んだりもしながら私は歩く。
昔買って押し入れにしまい込んでいたヒールも引っ張り出してきた。

日々靴を変えるということは、日々新たな気持ちになれる、気がする。
かつて私が嘲笑った女の子たちはかわいい靴を履いて、楽しい場所へ繰り出して、日々楽しそうにしている。

ふらふらだっていい。外反母趾になったっていい。親指の爪めくれたっていい。
そうやって女であることを武器に、新しい靴で新しい場所へ、まずはフットワークを軽くしていくことから始めよう。

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採血怖い

採血終わってから涙がこみ上げてきて、ちょっと泣いた。なんで泣いてるのって、涙に聞いてみたら悔し泣きだって言ってた。

かわいい私の純血。かわいい私の血潮。
かわいい物だけを見て、かわいいものだけを食べて、かわいい私を作ってきた、そんな、かわいい私。

私は許せなかった。
かわいい私を削いで行く、かわいい私が減っていくそれを。
私は戦争より爆弾より何よりも注射が怖い。
かわいい私を削いで行く、かわいい私の血管を傷つける、
その注射針が許せない。

私は気絶しそうになる。かわいい私を傷つける、その行為に。

かわいい私。どうか減らないで。
かわいい私。どうか傷つけないで。

かわいい私。どうかそのままでいて。

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無題

死にたくなるほど憂鬱でもないし、
泣き崩れるほど不幸でもない

なんだ私幸せじゃん
幸せなんじゃん

でもなんか物足りない

大きい不幸に大きい幸せ
小さい不幸に小さい幸せ
ねえどっちがいいんだろうね?

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枕元に立ってやる

お前、夜な夜な枕元に立ってやるからな
お前がもし寝相が悪いのなら布団もかけ直してやるからな
優しいおばあちゃんのような微笑みをたたえ、枕元に立ってやるからな

そしてお前が寝たのを見計らってそっと布団に潜り込みお前の顔を見ながら幸せそうにやすや眠ってやるからな
おぼえてろよ。

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穴ならここにあります〜処女が⚪︎⚪︎してみた〜

かつての私は打てど響かぬ鐘の如し、数多の”アドバイス”をさらさらと聞き流してきた。
人あたりがよく実直で従順で素直な私であるから、人の前では納得したふりをして携帯のメモ帳やEvernoteへありがたくメモをしてきた。もっとアイラインは目のキワにひきやがれ、チークはもっと濃くだこのやろーといったメイクのアドバイスから、やれ、銀座のあのバーはナンパ率100%だの、温泉はOKのサインだのと、本当に有り難きアドバイスの数々はいまだに私のEvernoteの中ですやすやと眠っている。(無論、感謝の念はある。私が白馬の王子様のような麗しき青年と付き合えた暁には、アドバイザーの皆様には個別にお礼へ参るつもりだ。)

打てど響かぬ鐘の私であったが、ここへきていざ鎌倉、と一念発起をした。
私を突き動かしたものは数々の有難い助言でも神の天啓でもなんでもない。
“経年への焦燥”であった。

そこで、もはや緑の布団と化していたEvernoteでスヤスヤと眠っているアドバイスたち掘り起こし、叩き起こし、実行していこうではないか、と発起したのだ。

今のところアドバイスややってみたかったことをもとに6つのものを実践してきた。
そのおかげだろうか?先日あった友人に、「以前あった黒いオーラが消えつつある」と言っていただけた。

ようやくこの年にして気づいたのは、下手な鉄砲も数打ちゃあたるなんてのは夜、口笛を吹くと蛇が出るってくらいに
ただの迷信だったってこと。

だって、あたらねえんだもの、かすりもしないんだもの。
そもそもをはき違えている、ずれているってことはよくあるし、よく言われることなんだけれども。

いや、私の真理を言ってしまえば、「どうせあたんねえーよー!」って言って
打つことすら怠ってる身なのですが。

だけれども、捕らぬ狸の皮算用は大好きでして、こうなったらあーしたーい、こーしたい、
あーだこーだ夢想しているわけです。

でもそんな日々にはさよならをするのです。
黒いオーラが取れたばかりですが、これからは花色のベールをまとうのです。

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能町みね子『ときめかない日記』

2015-08-01

めいちゃんはすごいね。すごいよね。私はずっとめいちゃんの言うことすごいわかるなーとか共感できるなーとか感じてたよ、
他の友達に置いてけぼりにされている感じとか、友達に彼氏ができたこととか、同棲を始めたこととか、結婚してしまうこととか、それを素直に喜べない感覚とかめいちゃんとは共有できていたのに。

「7年たっちゃって その間に後藤ちゃんは4人つきあってるんだよね」
「さみしいなー 何が違うのかな 出会いがないのかな」

私超性格悪い嫌な女だから全部言っちゃうね。
めいちゃんもまだ処女だからって、めいちゃんも私と同じような冴えない日々を送って、同士だなんて思ってたし、実はすごく安心していたかっただけなんだよね。
だって私めいちゃんに彼氏できてすごく焦ったもん。なんでめいちゃんにはできて私にはできないんだろうって。
めいちゃんちょっと女らしくなって、ずるいなって。

あのね。めいちゃん、実は私も出会い系やってみたんだ、初めてみたんだ。すごいね出会い系。私束の間のモテ感を味わったよ。女でよかったー。どんどん男の人からメッセージが来るの。すごいね出会い系。

「お母さん お父さん・・・ 私は今 出会い系で検索してるよ」ってめいちゃんは言ってたけど、私はそんな後ろめたさとか感じなかったな。逆に本当に私の悪い癖でどうやって人に面白おかしく伝えようとか、ブログにどんな風に書こうかとか、あの大好きなお友達にどうやってプレゼンしようかとか考えちゃって。

あのね、すごくね、面白い人がいっぱいいるの。話しててすごく楽しいの。でも業者なのかな?釣りなのかな?あの人もあの人も存在しない存在なのかな?

でもね、すごくいい人なんだけど、私この人と会ったらセックスしなきゃいけないのかな?
ただ、会って面白い話するだけじゃダメなのかな?好きな音楽の話とか、好きな映画の話とか、好きなお洋服の話とか。
お酒飲んでそんなお話して、そんなんでもいいのかな?いいのかな?でも出会い系初めてだからよくわかんないよ。

やっぱり、相手はそういうこと求めているんじゃないのかな?
彼氏っていうよりもセフレみたいな、付き合ってないけど、セックスするみたいな。

ねえめいちゃん。「するべきことって セックスなのかな・・・」?
私は普通の恋がしたいんだよね。でもさ、ありのままじゃダメなんだよね、ありのままをわかってほしいなんて本当それって最初からそれを求めちゃダメなんだよね。だってもう私たちは高校生じゃないもん、大学生でもないもんね。文化祭で一生懸命頑張る姿とか見てもらえやしないし、結局外見なんだよね。相手がちょっとでもいいと思ってくれるような範疇に入らなければ中身なんてみてもらえないもんね。だから私もちょっと最近かわいくしてるんだ。私が急にちゃんとしてるもんだから、周りからもセックスした?なんて言われて、まあ私も悪い気はしていないんだけどね。

めいちゃんは会ったんだもんね。んでその人とちゃんと付き合ってるんだもんね。セックスしたんだもんね。
その出会い系だとね、ちゃんと頑張ってるんだよ私。嫌いなハートとか使ってるよ。あと普段は使わないかわいい顔文字も。頑張ってるよめいちゃん、私。

ねえめいちゃん。
出会い系やったって会わなければ、ただインターネットで知り合った人と、アプリ上で会話してるだけで終わっちゃうんだよね。そんなのツイッターと一緒だよね。出会い系始めた意味ないよね?
私もここで踏み出さなければ、誰かとリアルで会わなければ、結局なんにもしてないのと一緒だもんね?

ねえ、でも、会ったらセックスしなきゃダメなのかな?

ねえめいちゃん、私間違ってるかな?

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『女子をこじらせて』雨宮まみ

衝撃であった。2011年、どのようにしてこの本に出会ったのかは忘れてしまったが、兎にも角にも、泣きながら読みふけったのであった。
何度も再読もしたし、父にも友人にもすすめたくらいだ。(でも誰も読んではくれなかった)

201504-01

当時の私はそれにひどく共感した。筆者の鬱屈した性格は、はたから見れば滑稽であるのだが、

自分にも潜んでいるこじらせが満載になっており、身につまされる思いをした。

先日、文庫が出版された。
解説に上野千鶴子女史を迎え、文庫版の濃厚なあとがきも巻末に収められている。

201504-02

かつての私は女として不完全であると強く思い込み、女でいることをやめたくて仕方がなかった。
ぼさぼさの髪に、よれよれのTシャツ、男の子のような服装をして、私は私自身を女であるということから遠ざけていた。

私は本書に対して居心地の良さを感じた。
こういう風に自分を極力女であるということから遠ざけたい人間 は他にもいるのだと、私は心強く思った。
まみさんの痛快な自分語りは私自身の自己分析にもなっていた。

しかし、果たしてその自己分析とやらで打開策は見いだせたのだろうか。
まみさんの本に答えを求めすぎて、自身が思考することをやめてしまっていたのではないだろうか。
共感ばかりを求めすぎて、自身の立ち位置や、機会や外部環境というものを置き去りにしてしまったのではないだろうか。

「本を読むとき、答えを探すのではなく、答え合わせとして読みなさい」と友達がこんなことを言っていた。
本当にその通りだと思う。

本に対して、共感したり、感動したりすることはもちろんいいことだ。
しかし、安心してはいけないのだと思った。自分と同じ価値観を見つけて嬉しくなるが、決してそれが答えではない。

私はもうこの本を読まないだろう。できれば読まずにいたい。
(文庫版は買ったが本編は読まず、解説とあとがきのみを読んだ。)
もし再読してしまったら、また自己分析の海へ投げ出されてしまうのではないだろうか、と怖いからだ。

こじらせは誰もほどいてはくれない。
こじらせというドアを解き放つのは、
他者からのありがたいご助言でも
嬉しい暴言でも小突き合いでも
女子会で繰り広げられる愚痴の言い合いでも
スピリチュアルでもオカルトでも
社会運動でもデモでも脱原発でも
音楽でも本でも偉人でも
ないのだ。

世間ずれしていく中で、やっと自分の立ち位置が見えてきた。
「世界の約束を知って、それなりになって」とフジファブリック志村も歌ってたように

それなりになってようやく見えてくるのだ。
自分がどうありたいかとか、どうなりたいかとか、どうならなれるとか。

そのドアは自分でこじあけるしかないのだ。
こじらせのドアをこじあけるのだ

私は今、おもいきり女子を楽しみたいと思うのだ。
こじらせというボロ服を脱ぎ捨て、男にとってのいい女という鉄面皮を被ってみたいのだ。

とりあえずやってみたいのだ。本書解説内のワードで言えば”優しいおばあちゃん”になりたいのだ。尽くしてものわかりのいい女を演じてみたいのだ。日々の暮らしの中でなんとかそういったこじらせに笑いに自己卑下にネタに頼らず生きていきたいのだ。

私は女子だ。女子である。女子を女子らしく享受し全うしたいのである。

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私はおまえと結婚すると思ってたよ

この前は急に電話してごめん。
どうしても誰かに愚痴を聞いて欲しくてさ、そしたらおまえの顔が浮かんだんだよね。
まさか出てくれるなんて思ってなかったからさ、嬉しかったよ、ありがとう、ね。

でも、金曜のあの時間にまで仕事してるなんておまえすごいな。
まあ忙しそうで何よりだよな。

そうだ、今度の土曜日さ、頑張ってね。
緊張するよな、親に挨拶だなんて。
私全然その緊張とか、わかりかねちゃうんだけどさ、
おまえならきっとまたひと笑いもふた笑いもとってさ、向こうの親ともうまくやるんだろうな。

写真みたけど、かわいいじゃん、彼女、じゃなくて奥さん。
でもああいう感じおまえのタイプだったけ。
かわいい系好きって言ってたじゃん。
でも彼女、キレイ系じゃん。うん、すごくキレイ。

私は彼女のことを好きになれる自信あるよ。
だっておまえが好きになって、結婚したいって思った人ってことでしょ。
きっとそれはそれは素敵な人なんだろうな。
全然会わせてくれないからさ、全然知らないんだけどさ。
どうせいい奥さん捕まえたなって周りからも言われるような人なんでしょ。さすがじゃん。
まあ頑張れよ、応援してっからな。

あのさ、おまえに一つ謝って欲しいことが、
いや、謝って欲しいというか、もう言わないで欲しいことがあるんだ。

「しょうこがもっと可愛かったらよかった」
なんてもう本当二度と言わないでな。本当、お願いだからさ。

かわいくないだとか、ブスだとか、眉毛ないよとか、ああいう服着ればとか、
今日はちゃんと化粧してるんだねとか、そういうことは全然いいんだよ。いいんだけどさ、なんかあの言葉はすごく傷つてしまったんだよね。

私がおまえと楽しく過ごせたのも、私がかわいくないからだよね。
恋愛に発展しないってわかってるから、絶対に好きになるわけないってわかってるから、
見栄とか虚勢とかはらなくて、本心のままになんか言い合って、だから超仲の良い友達でいれたんだよね。

私だって、私だって、もっと可愛かったらよかったって思ってるよ。
だって、そうしたらおまえと結婚できたかもしれないじゃん。

私はおまえをおまえが一人の人間として尊敬している。一緒にいるといつだって楽しい。
おまえは本当にすごい。本当にすごい。
だから私、おまえがもっとかっこよかったらとか痩せてたらとか髪が長かったらとか
酒が強かったらとかタバコ吸ってたらとか思ったこと微塵もないよ。

おまえを誰かと比べたことなんてないよ。

おまえといると楽しい。おまえも楽しいことを私は知っている。

あーあ、おまえいい家庭作るんだろうな。
楽しくてあったかくて、私が憧れてやまない家庭を築くんだろうな。

なんかおまえすげえいい家庭作れそうじゃん。
おまえいいパパになりそうじゃん。
たぶん、すごい恥ずかしいんだけど、もし子供ができたら女の子だろうな。
娘と一緒にパパをとりあいたかったな。
なんか、そんで、そんでもって、くだらないことで喧嘩して笑って仲直りして楽しく暮らせたんだろうなあ。

本当、私はおまえと結婚すると思っていたよ。

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