アイドルになれないなら死にたい

Yearly archives "2012"

18 Articles

大丈夫?

え~?本当に?大丈夫なの?私が好きだって言ってるんだよ?後悔するよ?後の人生絶対後悔するよ?いいの?私あなたのこと大好きだから、見下しているわけじゃないけど、こんなにあなたのことを好きになってくれる人ってきっと後世にもいないよ?何?来世に期待?え~だったら現世でカルマ果たして頑張ればいいだけじゃん?私こんなに好きなんだよ?本当に?後悔しない?大丈夫?え?別に今すぐに結婚してくれって言ってるわけじゃないよ?でも結婚したらそりゃ料理上手なわけだし、掃除だって好きだし、なによりお姑さんとも仲良くやれると思うよ?小姑?大丈夫に決まってるって、だって私だよ?確かに上を見ればきりがないよ?あなたのこと好きだって言ってくれるかわいい子はいるかもしれないけど、そういう子ってたいてい見栄っ張りだから家庭的なことしないと思うんだけどな~。その点私ってすごく家庭的だし、一家に一台!って言いたいくらい貴重だし、希少部位なんだけどな~。捕まえてくれないとすぐに他の誰かに捕まっちゃうんだよ?いいの?悔しくないの?人間だって元は狩猟動物でしょ?狩らなくていいの?私のこと狩らなくていいの?本当に?大丈夫?何?ちょっと今疲れてるの?判断に迷いが生じているよ?生じすぎているんじゃない?ちょっとしっかりしたほうがいいよ?まあ好きだけどね?

大丈夫?本当に私と付き合わなくて大丈夫?

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闇を抱えた女を演じる

中華料理屋やラーメン屋に一人で入るとどこか影のある女を演じてしまう

じっと爪の先を見つめたり、何もない空間を5秒以上見つめたりする。
そして携帯は決して見ない

想像してごらん
どこか影のある女が一人ラーメン屋に座っている

想像してごらん
「あの人はきっと何か抱えている」=「救ってあげたい!」「ほっとけない女!」

そうして今日も私は大学生がにぎわうラーメン屋で一人影のある女を演じて来た

本当は知っている
金曜日の夜にラーメン屋で一人とんこつラーメンをすする私は「闇を抱えた女」なんかではなく、
間違いなく「寂しい女!」だと!

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危険な夜道

とある夜道。

前から自転車に乗った男がこちら側へと向かってくる。
気付くと男は左手を後ろに回している。

もしかすると刃物なんかを持っているやもしれぬ。

私はできるだけ道の端っこを歩いて男から遠ざかる。

男が徐々に近づいてくる。涼しい夜のはずが、少し汗ばんできた。
そっと横目で男の動向をうかがう。決して直視はしない。

そしてまさに男と通りすがる瞬間、緊張は頂点に達する。
ごくり、と息をのむ。

しゃーっと、男は私から遠ざかって行く。

私は振り返り、男の姿を確認する。

後ろに回した手の、その先にあったもの。

男はただケツを掻いているだけだった。

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例えば神様の話

例えばの話。

急に目の前に神様が現れて、「オマエの願いを3つだけ叶えてやろう」と言ってきたとしよう。
もしこんな気まぐれな神様が本当に現れたなら私は迷わずこう言う。
「私の願いを一生叶え続けろ」と
まずは、そう言ってみることにする
もしもそれが神様的に不可能な場合、3つ選ぶのは困難を極める作業。

昔、もし神様がこの世から何か3つだけ消してくれるとしたら何がいい?
という質問を友達にしたら、その子は「知らぬ間にたまってしまうほこりと、気付いたら落ちている陰毛と、こんな私の煮え切らない感情」と答えてくれた。

とりあえず、もし神様が現れたそのタイミングがちょうど下痢でトイレにこもってるときだったら、
「こ、、この下痢を、なんとかしてくれ、、、でなければ殺してくれ!」

というか神様うんぬん以前に、下痢の時は毎回これを願っている。
あの時ほど、何かを強く願ったり祈ったりすることってないかもしれない、ってくらいに。

例えば神様の話。
とある男のところに神様が現れて、「願いを叶えてやろう」と言った。
男は即座に「俺を神にしろ」と答えた。神様は男の願いを聞き入れ、そして消えた。

そして男は神になった。
そしてその男は前任の神様がやっていたように、休む間もなく様々なところに赴き、
不条理な願いを叶え続けてやらなければならなくなった。

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私は死んだ。

暖かい木漏れ日の中、私はとっても幸せを感じていた。
なんて愛おしい日なのだろう。なんて私は幸せなんだろう。

私は単純だ。幸か不幸かも、天候に左右されてしまっている。

幸せだ。家に帰ってしまうのなんてもったいないじゃないか。
そうだ、今日はこっちの小径に入ってちょっと散歩でもしよう。

と小径に目をやったその瞬間に高校生カップルが目に入る。手をつないでいる。
擬音語をつけるなら、まさに「キャッキャッ」
ビルとビルの間から差す西陽が、まるで光背のように光り輝く。

その瞬間、私は死んだ。おおいに死んだ。派手に死んだ。
このコンプレックスの一つでもある小さい口元からは大量の血を吐き出し、
身体はガクガクと震え、私は意識を失った。
私は死んだ。

ーーーーー

ビールを買いに西友に行く道を歩いていた。
夜風が気持ちいい。温かい空気と冷たい空気が折り重なって、独特の匂いがする。
ああ幸せだ。ただ少し寂しい。こういう空気はなんで人を切なくさせるのか。
こんな日のこの瞬間がたまらなく好きだ。一人ぶらぶらしてる私は何にも縛られてやしない。
私は自由だと感じる。幸せだ。

愛しの音楽に耳を傾けながら、新しくできたフォーの店に目をやる。いつかふらっと立ち寄ろうとしていた店だ。
目をやった、その瞬間に、男がレンゲを女の口に持って行っている。
擬音語をつけるなら、それは「あーん」だ。
折り重なっていたはずの空気がキンと冷たい空気に変わる。

その瞬間、私は死んだ。このタイミングの悪さ。なんて私は不幸なんだろう。
もう嫌だ。こんな世界糞くらえと思った瞬間、まさしく反吐が出そうなくらいの吐血をする。
おかしい、なにかがおかしい。身体全体がかゆくなり、熱を帯び、そして私は死んだ。
多くの血を吐いたことによる、所謂ショック死だ。
私は死んだ。

ーーーーー

多くの友人と会い、 様々な勉強をさせていただいた。
人々との出会いはいつだって私を成長させる。私はもっと色々知りたい。
嗚呼、今夜は感慨深い。帰ったらネタ帳に今日のことをいろいろ書かなければ。
夜、それは無限に思えるが、有限。まだ刺すように冷たい空気。
私は家路を急ぐ。この感覚を早く書き留めなければ。忘れないうちに、早く。
夜の空気は張りつめている。でもどこか余裕を持たせているかのように夏の匂いがする。
私はずるいと思う。この空気。

線路を渡るとカップルがいた。
「こうやってね、こういうのをやりたかったんだー」と、女がほざく。
そうして、女は男に駆け寄り、そしてぎゅっと抱き締めるそぶりをする。
男は笑いながらも、それを受け入れる。
「なんだよーそれー」
口では小馬鹿にしながらも、女のあるがままに抱きしめられている。

その瞬間、私は死んだ。今まで以上に、派手に、そりゃもうド派手に、死んだ。
心臓から送られる血液が傷口から次々に溢れ出す。
私もさすがにその時は事前に死を悟った。ああ、これが死というやつか、と。

私はとことん不幸だ。幸せでもあるけれど、不幸だ。

私は何回も死んだ。地味に死んで、派手に死んで。
私は何回も生まれ変わった。地味に死んで、派手に死んで、生まれ変わっている。

生まれ変わっているはずなのに、ずっとひねくれたままだ。
死んでも変わらない。生まれ変わっても変わらない。
私はずっと死んでいくのだ。生まれ変わっても、変われずに死んで行くのだ。

死んで行くのだ。
ハローハロー新しくもない私。

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ハル、ハル、ハル。

なあハル、おまえはなんて温かいのだろうか。
なあハル、おまえはなんて良い匂いがするのだろうか。

なあハル、おまえはなんでそんなに人を切ない気持ちにさせるんだ。
なあハル、おまえはなんでそんなに誰かを愛おしく想わせるんだ。

なあハル、もっとおまえの顔を見せておくれ。

なあハル、もっとこっちへ来てはくれないか。

ああハル、ハル、ハル。

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目から鱗

今朝シャワーを浴びる際に目の下にこびりついた鱗をたわしで洗い落とす。
ああ、いけない、枕カバーにも蒲団にも少し鱗が付着してしまっている。

気づけば床にも数枚の鱗が落ちてしまっている。
今週も忙しいというのに、また掃除しなければならない。

面倒くさいなあ、と思いながら手作業で何枚か拾って行く。

手に取り綺麗だなあと思いながら、ぼんやりと見つめる。
乱反射して、私の鱗は7色に輝いている。

試しに口に含んでみる。
私の鱗だから魚の鱗とは違い生臭くはない。
ただ、おいしくもない。別段いい匂いがするわけでもない。
私のだけだろうか。他の人の鱗は口に含んだことがないからわかりかねる。

ぺっ、と掌に鱗を吐き出す。
唾液をまとった鱗はなお一層きらきらと光っていた。
うっとりと見つめる。

排出物の中でも目の鱗が一番美しいと私は思う。

「ねえ、そのアクセサリーとても素敵ね。どこで買ったの?」
「作ったのよ、自分で」
「へえすごいわね」

「自分の鱗で作ったのよ」

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私と長澤まさみと永作博美と

私が笑顔を振りまいても、
男の人は振り向かないが、
笑顔が素敵な長澤まさみは私のように、
上手に太ることはできない。

私が年を重ねても、
ただの老婆になるばかりだけど、
年をとっても若い永作博美は私のように、
安い化粧水を知らないよ。

永作博美と、長澤まさみと、それから私、
みんなちがって、みんないい、はず。

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pavlovの犬

本当に他愛のない何気ないテレビや日々のシーンを
なぜだかものすごく鮮明に覚えている

そういうのがいくつもある
誰にだってあるはず。

昔ちびまるこちゃんのあのシーン

「ちょっとお父さん!布団の中でオナラしないでよ!」
「うるせぇ!こうした方が暖かくなるんだよ!」

なぜまるこがひろしの布団で寝ようとしたかは失念したが、そのシーンは鮮明に覚えている

その時私は感嘆の声
なるほど!そうか!そうすればいいのか!

それ以来冬は毎日布団の中でオナラをしている

ねえ知ってた?
本当に暖かくなるんだよ?

別にオナラをしたくないと思っても、パブロフの犬、状態

寒いから、というよりかむしろ寒いと勝手に出る。

旅行に行った時などは自粛、いや我慢している
だから寝ている間にしてしまっているのではないかと不安になる

起きた瞬間に「もーこの屁こき魔!」なんて友人に言われないかとヒヤヒヤしている

いや、違うんだよ、私はね、こういう理由があるからね、オナラをするんだよ

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ねえ、お母さん。

お母さん、今日クラスの男子にオマエの母ちゃんでべそって言われたんだけど
いつのまに私のクラスメイトとそういう関係になったの?
生涯でお父さんしか男性は知らないとか言ってなかったっけ?
じゃなかったらなんで私のクラスメイトがお母さんがでべそだって知ってるの?
お母さん、おかしくない?ねえ、お母さん。

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